市長ブログ(令和7年)

清野市長

 先日、秩父市誕生20周年記念冠事業「秩父市誕生20周年記念 第1回 秩父駅前横丁~宮森マーケット~」が開催されました。本イベントは、商店街と移住者が連携し実施した秩父地域で初の取り組みでした。秩父の豊かな自然・文化・地域の魅力を改めて発信するとともに、地域経済の活性化と新たな人の流れをつくることを目指しています。

宮森

  移住検討者や移住後1年未満の方、秩父での開業を志す方々にも多数ご参加いただき、出店を通じて秩父での商いの感触をつかんでいただきました。移住人口や関係人口の増加により地域の賑わいが増すことを期待しています。

 

 開催にあたり、実行委員長の小泉様、伊藤様をはじめ実行委員会の皆さま、そして埼玉県・秩父商工会議所をはじめとする多くの関係団体のご協力を賜りました。心より感謝申し上げます。

 

 ステージでは秩父屋台囃子・和太鼓・キッズダンスなどのパフォーマンスが披露され、第二部には「いとしのエリーズ」様の演奏やお笑いライブ、抽選会も行われました。クラフトビールのほか、交流都市の多彩なグルメも並び、会場は大いに賑わいを見せました。地域の人や地域外の人が互いに盛り上がる豊かな時間を、来場者の皆さまと共有することができました。

2025年10月2日

市長メッセージ

 毎月初め、私の直接の言葉を庁舎内で放送・発信しています。組織全体の価値観や理念を共有し、政策の方向性を示すとともに、地域への関心を高め、組織文化の形成を図ることを目的としています。今月も一歩ずつ、着実に進めてまいります。

 

 今月のテーマは「縦割りの壁を越えること」です。市役所には異なる専門性を持つ多くの部署が存在します。それぞれが日々の業務に全力を尽くしていますが、部署間の区切りが厳格であると、市民の皆さまに不便を感じさせる場面が生じます。行政は「どの課の仕事か」ではなく、「どう解決するか」を軸に判断するべきです。複雑な社会課題に取り組むには、部署を越えた連携が不可欠です。こうした課題に対応するには、柔軟性と推進力をもって組織を運営する必要があります。大きな変化がすぐには実現しなくても、日常の中での小さな声かけや思いやりの連鎖が、やがて大きな力となるはずです。

 

 私は、市役所全体を「縦割り」ではなく「横に広がるチーム」として機能させたいと考えています。異なる部署間の連携を深め、共通の目標に向かって取り組むことで、これまで解決が難しかった課題にも光を当てられるでしょう。私自身も率先して「縦の壁」を低くしていく所存です。職員の皆さまにも、同じ思いを共有していただきたいと願っています。

 

 季節の変わり目には体調管理が大切です。どうか無理をなさらず、健やかにお過ごしください。

 

10月の市長メッセージ全体

 

過去の市長メッセージ

2025年10月2日

 9月27日(土)に「芸術文化振興」をテーマに、市長タウンミーティングを開催しました。多くの参加者の皆さまから貴重な意見やアイデアをいただき、心から感謝申し上げます。
 市長タウンミーティング
 まず、いただいたご意見や感想はすべてアンケートで拝見し、一つひとつ丁寧に確認しています。市長である私や担当職員が直接説明することで、市政の考え方や現状、取り組みをわかりやすくお伝えできたこと、また参加者同士で率直に意見交換する機会を持てたことが好評でした。こうした場は、市政の透明性や説明責任を高め、市民の皆さんの信頼につながると考えています。
 
 具体的な質問や意見も多く寄せられました。たとえば、若いイラストレーターやアーティストの活動の場を提供することや、販売会の開催を希望される声がありました。これらの提案は非常に重要であり、市としても可能な限りサポートを行っていきたいと考えています。また、秩父の誇る芸術や文化のアピール不足が課題であるとの意見もいただきました。秩父地域が誇る豊かな自然や文化を、芸術の視点から内外に発信することで、さらに多くの人々に秩父の魅力を知っていただけると信じています。さらに、観光客がふらっと立ち寄れる共創スペースを既存の施設の一画に設ける提案もありました。今後は、地域の表現者の声を反映させた条例・計画の策定を通じ、創作活動を支える受け皿づくりを実現していきます。皆さまのご協力とアイデアを力に、秩父の芸術文化を一層豊かにしてまいります。
 
 参加者の皆さんの声を聞いていると、課題に対する悲観的な考え方ではなく、むしろ前向きな姿勢で取り組んでくださっていることが伝わってきました。皆さんの「こうしていこう」「こうしていきたいんだ!」という熱意に、私自身も心を動かされました。秩父市としても、その気持ちに応えるべく、一層努力していきたいと思います。

 市長タウンミーティング

 市長タウンミーティングを実施するにあたり、「芸術文化振興」は私が実施したいと思っていたテーマの一つでした。芸術文化振興は、目に見えない街づくりの側面があり、地域の活性化に大いに寄与し、私たちの生活に彩りを与える大切な要素でもあります。これからも市民の皆さまと共に考え、行動していく姿勢を大切にし、秩父市の芸術文化の振興に向けて全力を尽くしてまいります。今後ともご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
 
 次回の市長タウンミーティングは、10月26日(日)午後3時からを予定しております。テーマは「財政状況」です。秩父市の財政状況について皆さんに直接情報を提供し、また、皆さんのお声を直接お聞きすることで、透明性を向上させ、限られた予算の中でも、より多様な視点を政策に反映させたいと考えています。皆さんとの対話を通じて、財政に関する潜在的な課題や市民の不安要素を早期に発見し、解決に向けた対応策を検討する手がかりとしたいと思います。皆さんのご参加をお待ちしております。

2025年9月30日

2025年9月29日 医師による出前授業

 秩父市では、市内の小中学生を対象に医療への興味関心を育む「医師による出前授業」を実施しています。大滝国保診療所の栃村亮太先生が、診察の傍ら、医師不足の問題を知ってもらうべく「現役の医師が学校を訪れ、子どもたちに健康や医学、医療従事者の仕事、そして地域医療の現状に関する知識や情報を伝える授業」を行っています。

 

 今回、秩父第一中学校において「秩父の医療は誰が守る?〜命を支える仕事を考えよう〜」というテーマでご講演をいただき、私も同席させていただきました。栃村先生の説明は分かりやすく、親しみやすいお人柄から和やかな雰囲気が生まれ、生徒は真剣に耳を傾けていました。このような授業は、子どもたちが健康の大切さを理解し、将来のキャリアを考えるきっかけにもなります。授業では、高齢の方で診療所まで通えない患者のために往復約1時間を要して訪問診療を行っていることや、栃村先生が担当されている夜間救急当直の実情を、具体的な事例とともにご説明いただきました。

出前授業

 「地域医療は医療関係者だけでは守れない」というお言葉には特に共感を覚え、行政や将来を担う世代にも自分たちに何ができるのかを考えてもらうことの重要性を伝える機会となりました。生徒のみならず、秩父に住む私たちにとっても、取り組むべき課題があると感じました。講演の最後には「将来、夢に悩んだ時はぜひ医療職へ!みんなの秩父を皆で守ってほしい」という栃村先生からの熱いメッセージをいただきました。

 

 限られた医療資源の中でも、地域内での連携を強化し、効率的かつ安心・安全な医療を提供することが私の使命です。今後も、夜間オンライン診療など様々な手段を活用し、地域医療の安定化を目指す施策を引き続き推進してまいります。栃村先生、ありがとうございました。

出前授業

2025年9月29日

 先日、秩父商業青年経営者研究会の稲葉代表、正田委員長、小泉副委員長の皆さまと面会しました。秩父商業青年経営者研究会は、1975年の設立以来、秩父地域の商業・経営に関する自主的な研究を推進し、経営者としての資質向上と地域産業振興に寄与してきた団体です。多様な視点から様々な事業を展開し、秩父地域の発展に貢献してきました。

 

 このたび、同会は創立50周年を迎え、記念演奏会を開催します。日時は10月29日(水)17時から、秩父宮記念市民会館大ホールにて、弦楽アンサンブル「石田組」による演奏が予定されています。親しみやすいポップスや映画音楽、ロック名曲を楽しめる豪華な演奏会です。本演奏会は、秩父市誕生20周年冠事業の一つとして、秩父市と共催で実施します。「響け、感謝の音色 つなごう、秩父の未来へ」というキャッチコピーのもと、地域の歴史、音楽・文化活動の魅力を再発信し、絆と未来への希望を皆さまと共有する特別な時間になれば幸いです。

 記念演奏会
秩父商業青年経営者研究会創立五十周年記念演奏会

開催日時:10月29日(水曜日)
会場:秩父宮記念市民会館 大ホールフォレスタ
開場 16時15分 開演 17時00分

 

2025年9月29日

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